働きやすいオフィスレイアウトの基本
オフィスレイアウト入門
人員増や移転・リニューアルに欠かせない
働きやすいレイアウトの基本をまとめました。
現状のオフィスの再確認にも、ご活用ください。
オフィスレイアウトを考える際、特に重要なのが
ゾーニング計画、動線計画、オフィス基準寸法の3つです。
働きやすい、快適なオフィス空間を実現するには
この3つが上手く設計されている必要があります。
事務所の人員増や移転、新規開設やリニューアルを計画されているお客様へ オフィスレイアウト入門
オフィス環境が、仕事に与える影響について
オフィス環境の改善を行った会社には「業務の効率化と生産性の向上」「会社のブランドイメージの向上」「会社に対する満足度の向上」「従業員のやる気の向上」に効果があったという、調査結果が出ています。
経済産業省「クリエイティブ・オフィスに関するアンケート調査結果(2008年3月)」より抜粋しました。
勤務しているオフィスの環境について、どの程度満足していますか?
アイデアや付加価値を生む仕事に、オフィス環境は重要だと思いますか?
転職先を選ぶ際に、オフィス環境の良し悪しを重視しますか?
オフィス環境が仕事に少なからず影響するのに、4割以上のオフィスワーカーが、環境に不満を持っています。
想像力を発揮するようなクリエイティブな仕事には、環境が重要であることを、多くの人が理解しています。
オフィスは一日の大半を過ごすことになる場所ですので、居心地の悪い環境は、選択肢に無いようです。
働きやすいオフィスとは、どのようなオフィスでしょうか?
現在の勤務先のオフィス環境について、どの程度満足できてますか…。
経済産業省のアンケート調査によると、オフィス内部のデザイン・レイアウトについて「満足」と答えた人の割合が3.6%、「やや満足」と答えた人の割合が30.6%となっており、少なからず不満を持っている人が半数以上という調査結果が出ています(「クリエイティブ・オフィスに関するアンケート調査結果(2008年3月)」)。
優れたオフィス空間の特徴は「安全」「能率的」「快適」であることです。
この3要素のバランスを考えることで、働きやすいオフィスづくりが可能となります。
つまり、働きやすいオフィスとは「安心できて、無駄が少なく、仕事へのやる気が生まれやすいオフィス」と言えるのではないでしょうか。
何となく用意されたオフィス家具やそのレイアウトに合わせて、働き方を工夫するだけでなく、より快適に働けるよう、能動的に働く空間を設計していくという、一歩進んだレイアウトプランニングとオフィス家具選びを、一緒に検討してみませんか?
オフィスづくり(レイアウトプランニング)の流れ
機能的かつ快適なオフィス空間づくりには、何よりもコンセプトの決定が大切です。
個人スペースの重視、社員同士の対話の重視…等、企業のカラーや目的に応じたコンセプトを考えます。
ちょっとした思いつきで、いきなりデスクや書庫を動かして、オフィスをレイアウトしていませんか…?
その前に下記のような正しい手順でオフィスづくりを行えば、失敗も少なくより快適なオフィスに仕上がるかもしれません。
コンセプト決定
まず最初に「どういうオフィスにしたいか」という基本方針(コンセプト)を決めます。
最初にコンセプトを決めておくことで、後々「どんなレイアウトデザインにすべきか」「家具はどんなものを選べばよいか」などと迷った時にも、一旦そこに立ち返って選ぶべき方向性が確認できるようになります。
ワークスタイルの把握・意見出し
コンセプトの決定
社内の各部署から、現状のオフィスの様子や不満点・どのようなオフィスが働きやすくなるのか、十分にヒアリングを実施しましょう。そして、どのようなオフィスが自社に合っているのか、多くの人から意見を出してもらいましょう。
例えば「開放的なオフィス」と決めたとすると「開放的」という言葉から「フロア全体の見通しが良く、広く感じる」となるかもしれません。さらに見通しがよいということを念頭に置けば「壁際以外に目線より高い家具やモノを置かない」というより具体的なイメージとなります。
ゾーニング計画
ゾーニングとは、必要な機能スペースの大まかな間取り(割り振り)を作ることです。
それぞれの空間の役割や関連性を考慮して、上手く機能するように、エリアの配置を検討します。
完成後の空間全体の使い勝手が、この「ゾーニング計画」によって大きく影響される、とても大切な作業です。
[ → ゾーニング計画について ]
動線計画
動線計画とは、各空間や設備が効率よく利用できるように、人やモノの移動する通路を計画することです。
オフィス内を俯瞰して、人やモノの行き来が最も効率が良くスムーズなものになるよう、通路の配置を検討します。
同じような動線を何本も重複させないことや、複雑にしない(できるだけシンプルにする)ことが重要です。
[ → 動線計画について ]
レイアウト
執務スペースを細かく割り当てていきます。それぞれの特徴を考慮し、詳細を決めていきます。
なお、オフィスレイアウトを計画する際には「オフィスづくりの定石」とも言える、基準となる寸法が存在します。
例えば、デスク間の間隔やメイン動線となる通路幅の基準値…等があります。
[ → デスクレイアウト・パターン ] [ → オフィスレイアウト基準寸法 ]
災害対策・セキュリティチェックも忘れずに
最後に、災害対策・防犯対策・情報セキュリティに対しての、最終チェックを行います。
オフィスの安全性は、何より重要です。特に注意しなければならない点は、以下の4点です。
● 家具・OA機器の移動や転倒 ● | ● 収納物の飛び出しや落下 ● |
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● 情報セキュリティ対策 ● | ● 火災・延焼への対策 ● |
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ワンポイントアドバイス 働きやすいオフィスレイアウトの基本:オフィス家具の、見積・購入ならカグクロへ
働きやすいオフィスレイアウトの基本
オフィスづくり、3つのアドバイス。
~ 1人あたりの執務面積や、OA機器の位置について ~
レイアウトを考える際に、まず把握しておかなければならない1人あたりの執務面積ですが、一般的に1人分の執務スペースの最低限度は6m2、通常は7~9m2が最適だと言われています。つまり、仮に自分も含めて10人のスタッフがいるのであれば、10人×8m2=80m2程度の広さのオフィススペースが欲しい所です。
現状のオフィスのサイズが適正か、チェックしてみましょう。
次に、快適なオフィス空間づくりには、モノを置かない空間の余白スペース、所謂「間」が、とても大切だと言われています。
この余白部分(モノの無いスペース)が約70%というのが標準的で、これ以下の割合だと、人は「狭い」と感じ、圧迫感を感じながら作業することになり、逆にオフィスの余白の割合が大きいほど、人は快適に感じるようになるそうです。
最後に、ビジネス業務に欠かせない、コピー機やシュレッダー等のOA機器の設置場所に関してですが、そのOA機器を「頻繁に使用するのは誰か」を考え、その人から近い位置に設置するべきです。当然と言えば当然ですが、例えばコピー機の位置を頻繁に利用する人から遠いところに置けば、作業効率は下がります。
また、社内のほとんどの人がその機器を頻繁に利用するなら、機器をオフィスの中央に配置するようなレイアウトも検討してみてください。
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